« 質問回答データベース Q&A オオカナダモについて | トップページ | 質問回答データベース Q&A ホテイアオイについて »

質問回答データベース Q&A コカナダモについて

コカナダモ(要注意外来生物、単子葉植物網トチカガミ科)

書籍 日本の外来生物(平凡社)より

大きさ  長さ1m以上

分布  北アメリカ原産。日本へは戦前に植物生理学の実験用に導入されたというが、詳細は不明。1961年琵琶湖の北湖で生育が確認された。琵琶湖のアユ種苗とともに各地に拡がったとされ、現在では北海道~鹿児島県に分布する。

特徴  多年生の沈水植物。葉身は線形で長さ5~15mm、幅1~2,5mm、細かい鋸歯があり、反り返ったりすることが多く、基部では対生するが上部では3輪生する。花期は5~10月。雌雄異株。日本にあるのは雄株のみで、種子生産はしない。葉腋の苞鞘(ほうしょう)の中に径3mmほどの白色の雄花をつける。植物体の断片や殖芽で盛んに繁殖する。温帯の湖沼、河川、池、溝、水路など日当たりの良い浅い水域を好む。耐寒性があり、冨栄養~貧栄養水系に生育できるので、湧水のあるような清 な水域での定着が目立つ。

影響と対策  琵琶湖や尾瀬沼などに定着し、密集した集団を形成して在来の水生植物を減少させるなどの影響を及ぼした。水路の水を滞留させる。琵琶湖では水草刈取機や水草除去機による大規模な駆除が、京都市嵐山や日光国立公園の中禅寺湖や湯の湖では人力による駆除が行われている。植物体の断片から再生するので、それらもあわせて除去する必要がある。長野県の木崎湖ではソウギョを用いた駆除も実施されたが、他の水草まで採食してしまい問題となった。

備考  コカナダモ属は世界で5種。海外ではカナダモが外来種として問題になっている。日本ワースト100掲載種。

公式サイト  http://www.small-earth.jp/index.html

参考サイト  神戸の自然シリーズ14 神戸の水生植物

  http://www.kobe-c.ed.jp/shizen/wtplant/wtplant/14048.html#identification

|
|

« 質問回答データベース Q&A オオカナダモについて | トップページ | 質問回答データベース Q&A ホテイアオイについて »

生態系」カテゴリの記事