« 質問回答データベース Q&A ホテイアオイについて | トップページ | 質問回答データベース Q&A クロモについて »

質問回答データベース Q&A ボタンウキクサについて

ボタンウキクサ特定外来生物、単子葉植物網サトイモ科)

書籍  日本の外来生物(平凡社)より

大きさ  高さ約10cm

分布  南アフリカ原産。日本には1920年代から観賞用に導入された。近年は観賞用やビオトープ用などに広く利用され、水質浄化への利用も試みられた。沖縄や小笠原では1880年代に逸出、野生化し、関東以西には1990年頃から定着した。

特徴  多年生の浮遊植物。茎はごく短い。水面に水平または斜めにロゼット状に葉を拡げる。葉は長さ30cm、倒卵形~倒長三角形で基部はしだいに狭まり、先端はやや凹凸がある。表面はビロード状の短毛が密生して水をはじき、裏側には突出する平行脈がある。花期は5~10月(暖地では周年)。花は小さくて目立たない。根茎や越冬芽による栄養繁殖がきわめて旺盛で、葉の間から走出枝を出し、先端に子株をつけて増える。熱帯~暖帯の池沼、河川、水田、水路など日当たりの良いところに生育する。

影響と対策  日本を含む世界各地の水路や湖沼の水面で大繁殖し、水中の酸素や光が不足して他の植物が生育できなくなったり、魚介類に影響を及ぼしたりしている。水路の通水障害も引き起こす。外来生物法の規制対象種。大阪市淀川ワンド、京都市山科川、熊本県緑川、岐阜県海津町内などでは、熊手で引き寄せるなどの人力や、パワーシャベルなどの重機で駆除された。走出枝が折れやすく、残った株から再生しないよう完全に除去することが重要である。海外では、除草剤の散布や、ゾウムシやイガの仲間などの天敵を用いた駆除も試みられている。

備考  ブラジルのパンタナル産のものが変種として輸入されているが、ボタンウキクサ属は1属1種とされる。沖縄では中国に定着しているコンパクトタイプ(葉のつき方が詰まっている)が、沖縄以外では台湾に定着しているルーズタイプ(葉のつき方が拡がっている)がよく見られる。日本ワースト100掲載種。

公式サイト  http://www.small-earth.jp/index.html

参考サイト  琵琶湖博物館電子図鑑 外来生物

http://www.lbm.go.jp/emuseum/zukan/gairai/data/botanukikusa.html

|
|

« 質問回答データベース Q&A ホテイアオイについて | トップページ | 質問回答データベース Q&A クロモについて »

生態系」カテゴリの記事