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質問回答データベース Q&A 国天然記念物【ネコギギ】について

下書き

ホームページに更新しました。

http://www.small-earth.jp/qanda/index.html

質問

愛知県立N高等学校3年です。矢作川におけるネコギギの保護について課題研究をしています。現在のネコギギの生態数や河川の状況について知りたいのですが、お話を聞かせていただくことはできるでしょうか?

回答

はじめまして。タイデスクラブ代表の安達孝重です。どうぞ、宜しくお願いします。

国天然記念物ネコギギのお問い合わせについて簡単にご説明していきますが、私は専門家ではありませんので予め御了承ください。

1、現在の矢作川水系に生息するネコギギ(絶滅危惧ⅠB類)の生息数について

少し古い資料データ(平成21年3月)ですが、碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館2007 年報 第21号 38ページ(有償)には、夜間潜水生息調査を実施し矢作川水系の3支流7地点で合計272個体を確認と記載されております。碧南海浜水族館職員さん達(学芸員含む)による矢作川水系に生息するネコギギ調査は定期的に行われているものと思われます。最新の年報が発行されている可能性がありますので、碧南海浜水族館に直接お問い合わせをお勧めします。問い合わせ先は、以下に記載しておきます。

碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館
〒447-0853 碧南市浜町2番3
TEL 0566-48-3761
FAX 0566-41-7288

矢作川水系の中で一番ネコギギの生息数が多い河川は、岡崎城の横を流れる菅生川(乙川)の中上流域の乙川、男川と思われます。(ちなみに、乙川上流に注ぐ保久川の水源域には、トヨタ自動車テストコース造成予定地があります。)以前、私は碧南海浜水族館職員さんに具体的なネコギギ生息場所を聞いたのですが教えてもらえませんでした。理由は、密漁者が現れるからとの事です。従って、年報第21号37ページには、ギギは記載されておりますが、ネコギギは記載されておりません。尚、幼少期のギギとネコギギは容姿が似ており判別しずらいです。


2、現在の矢作川水系の各河川の状況について

(例1)矢作川本流中流域・・・ネコギギにとっては最悪の状況です。ブラックバス、ブルーギル、アメリカオオナマズ、ヌートリア等の外来種の繁殖により絶滅したものと思われます。ここ2~3年は夜のウナギ釣りに出かけても、アメリカオオナママズ?、ニゴイ、ギバチ(ギギ)のオンパレードで不漁です。ウナギは、アメリカオオナマズ、ブラックバスに捕食されているものと思われます。

(例2)矢作川本流に注ぐ青木川中下流域・・・この河川にはネコギギは生息しておりませんが、在来種にとって最悪の状況です。この4~5年で青木川最下流部から順次魚道が建設されたのですが(4ヶ所)、同時にアメリカオオナマズ?、ブラックバス、ブルーギル等の外来種が遡上増殖中で目視でも観察できる程です。従って春先に遡上した天然鮎がかなり捕食されているものと思われます。当然ながら、鳥類のエサにもなります。本年度は春先の渇水により稚鮎の遡上数は昨年度と比較すると少ないようです。

(例3)矢作川本流に注ぐ乙川、男川中上流域・・・この水系には、上流部に巨大ダムが存在していないはずです。従って、ダム建設、堰建設、横断構造物等の大規模公共事業が今日まで少なかったようです。ブラックバス等の外来種を放流する悪い釣り人もあまりいない。ゲンジ蛍の里でもあります。ある意味、聖地です。村人達のご尽力によりネコギギが生き残っているものと考えられます。
「レッドデータブックあいち 2009 動物編」205ページに、ネコギギの説明が記載されておりますので、必ず一読をお願いします。学校図書館、市図書館にあるものと思われます。

<結論>
ネコギギの保護活動にあたって
河川の改修工事、護岸工事、ダム建設、堰建設、横断構造物、生活排水の流れ込み等を充分留意しなければいないのは当たり前でありますが、外来種(ブラックバス、ブルーギル、アメリカオオナマズ等)の繁殖スピードの方があまりにも早く、早急に対策をたて駆除しなければ矢作川水系に生息する国天然記念物ネコギギ(絶滅危惧ⅠB類)は近い将来絶滅、佐渡のトキみたいに水族館でしか見られなくなるでしょう。どうしたらいいものか・・・。ちなみに、1級河川矢作川本流の管理責任者は【国土交通省 中部地方整備局 豊橋河川事務所 矢作川担当 岡崎出張所 安城出張所】、矢作川本流に流れ込む1級河川【乙川・青木川・巴川等】の管理責任者は【西三河建設事務所維持管理課】、上流部の支流【大井野川・板田川等】の管理責任者は【岡崎市環境部環境保全課等】になります。まさしく縦割り行政の弊害で、とてもややこしいです。ネコギギに関しての監督官庁は国になり、捕獲調査は【文化庁】の許可が必要になります。

【追伸】

豊川にも、ネコギギが生息しております。
豊川市にギョギョランドという水族館があります。
こちらの水族館は、豊川水系~汽水域に生息する魚類が主に飼育されています。
碧南海浜水族館は、矢作川水系~海洋(三河湾、伊勢湾)に生息する魚類が主に飼育されています。

豊川水系のネコギギについては、【国土交通省 中部地方整備局 豊橋河川事務所】がネコギギギの生態・繁殖を研究されておられるようです。以前、岡崎出張所にネコギギの生態・繁殖研究に携わっていた職員さんがおられました。今おられるかは連絡確認してみないと分かりませんが、調べてみる価値はあると思います。
以下、国土交通省中部地方整備局等の住所です。

国土交通省 中部地方整備局 豊橋豊川事務所
〒441-8149
豊橋市中野町字平西1-6
TEL 0532-48-2111
FAX 0532-48-8132

■矢作川担当

 岡崎出張所
 〒444-2136
 岡崎市上里町2-8-12
 TEL 0564-22-1564
 
 安城出張所
 〒444-1164
 安城市藤井町南居林18-2
 TEL 0566-99-0402

■豊川担当

 豊川出張所
 〒440-0071
 豊橋市北島町字北島364
 TEL 0532-52-8098

 一宮出張所
 〒444-1201
 豊川市東上町松本254-2
 TEL 0533-93-2215

国土交通省系ネコギギについての資料を5枚添付しておきました。
ご確認お願いします。
http://www.cbr.mlit.go.jp/shitara/01menu/14nekogigi/pdf/pisf1.pdf#search='国土交通省河川事務所、ネコギギ'
http://www.cbr.mlit.go.jp/shitara/01menu/14nekogigi/pdf/pisf2.pdf#search='国土交通省河川事務所、ネコギギ'
http://www.cbr.mlit.go.jp/shitara/01menu/14nekogigi/pdf/pisf3.pdf#search='国土交通省河川事務所、ネコギギ'
http://www.cbr.mlit.go.jp/shitara/01menu/14nekogigi/pdf/pisf4.pdf#search='国土交通省河川事務所、ネコギギ'
http://www.cbr.mlit.go.jp/shitara/01menu/14nekogigi/pdf/pisf5.pdf#search='国土交通省河川事務所、ネコギギ'

以上、宜しくお願いします。

詳しくは、こちらを見てね。

http://www.small-earth.jp/index.html

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